中央線沿線で見つけた。まー、買い物には便利だし、駅から近いし、周りは静かだし、それなりに文句はない感じ。ただ、家賃がもう少し安かったらよかったかもという感じは否めない。8万9千円。そりゃ地方からしたら高いだろうがなー。でも築20年を超えているしなー。東京でファミリーが住むとなると、これくらいはかかる…。なかなか理解は得られないだろうけどな。
ま、色々仕方ない。でもここから始めたい。
様々な障害はある。まず第一に金銭面の障害。というかほぼこれに尽きるといってもいい。が、家庭を持つ以上は覚悟するべきで、かつそれを維持するには最大限の努力をするべきであろう。これに関しては一点の曇りもない。新たな生活を始める上で、不安や疑念はつき物。だが、それはある一定の信念を持てば払拭できると信じている。信念を以って進めば自ずと解決の方法は見つかるはずで、それでもどうしようもないときは、必ず助けはあるものだ。まず初めにやらなければならないのは、他人をして納得しうる努力を自分らがしているかどうかである。そのためにも夫婦間での価値観や意思の統一は最低限しておかなければならない。
今日の一言。
「雨ニモマケズ」
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ陰ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハ
ナリタイ
宮沢賢治
ベタだが、これに勝る言はないだろう。今、我々夫婦に必要なのはまさしくこの思考であると思う。他に頼る前に我が身を律せ。
2007年8月6日月曜日
とりあえず家は見つかった
2007年8月4日土曜日
やっぱり木曜と金曜は疲れる
木曜、家に帰ってからふと「あれ? なんか疲れてるわ…」と思った。それまでは全然疲れていないと思ったのだがなー。というわけで今日は金曜。今週は前半に月末がかかったわけだが、週の半ばに月初めになった途端、暇になった。ま、書類の整理だの郵送作業だので下っ端の俺は忙しいのだが、それでも単純作業ばかりであまり小難しい仕事は来なくなった。ここのところ残業が3時間~4時間というところを推移していたが(早朝出勤を含めると+30分)、今日はなんと1時間半(しつこいが早朝出勤を含めると+30分)。てか、それよりも早く帰れたが遠慮して意味もない残業をしてこの時間。早すぎる…。「月末と月初めではこんなに違うものなのかなー」と思った。ま、聞くところによると月によっても忙しさは違うようで、12月と3月? 5月? は忙しいらしい。ま、決算時期からして当たり前っちゃ当たり前だけど。
同期がいなくなったので、一番下っ端の俺がその仕事もし始めたのだが、更に今度はアッテンボローが出ていた研修に途中から引き継ぐ形で出されるようで、面倒くさいというのが正直なところ。でもまぁ、給料貰って1日勉強できるのは悪くはないわなー。
以前は何で俺を採ったのかすごく疑問に思っていたが、なんとなくわかってきたような気もする感じだ(すごくぼかした表現だが)。ま、ペーペーのパーパー(会計の業界経験がない)だったから自分の事務所の色に染めやすいと思って採ったのと、あとは実家がある地方から肉体労働から転進を図りつつ結婚を機に出てきました(仕事と元居住場所についてはウソの設定で応募した)ということで、肉体労働やってりゃ根性あるだろとか(実際にはたまーに実家の事業の手伝いくらいしかしていない)、一度社会に出たなら社交性あるだろとか(本当は社会に出たことがない)、家庭と子供を持つならそう簡単には離職出来まい(これは相手の思う通り)ということで、採用されたものと思われる。
同期だったアッテンボローは辞める数分前に「社交性がない」とか言われていたが(ま、俺もあんまりない)、俺が入社する前から事務員ともあまり話していなかった模様。てか世間話くらいすりゃいいのにさ、彼も。いくら年が離れていたってそのくらいは出来るだろうよ。
残業で遅くなる日々が続き、それでもって土日は部屋探しで動いていると、スーツをクリーニングに出す暇がない。内勤とはいえ朝夕の通勤と帰宅で汗はかくわけで、スーツは3着ないときついかなーという印象。
明日は妻と部屋探しをするのだが、そのあとに花火大会にも行く予定。去年はたくさん行ったが、今年は全然いけないだろうから、お気に入りの大会である明日のやつだけは絶対行こうということになっている。ちょっと都内からは遠いのがネックだが。それはともかく良い家が明日こそは見つかりますようにと願うばかり。
お盆休みは結局取れることになり、有給休暇の前倒しでもらえるそうだ。ま、有給休暇は消化する機会もないようなので、どういう形であれ、夏休みをもらえるのはうれしい。日にちは結構選びたい放題できそうな感じだ。
今日は週末ということで、また二郎にいった。マルジだけど。初めてスーツ姿で行ったら驚かれた様子。てか、今までやっぱり無職だと思われてたんだねー(当たってたわけだが)。いつも通りラーメンの食券を買って「少なめ」と告げておく。今日の助手はMさん。てか店主のM(こちらもM)の奥さんと思われる。いや、奥さんなんだろう。てか奥さんなんだけどね。最近はあんまり見なかったんだが、今日は久々に見た。今日は携帯を忘れてしまったのでラーメンが出来るまでの時間に法人税の本を読んで待った。と、しばらくたって不意に「ニンニクは?」と聞かれた。慌ててニンニクと豚1枚と言ってちょっと待つと出てきたー。
標準なら半分であるゆで玉子が1個分ある。多分店主からの就職祝い的なサービスなんだろう。その気持ちがうれしい(てか、やっぱり無職だと思われてたのね)。今日の少なめは、結構少なめの中でも少なめ。でも豚は脂身と赤みとがきっちり入ってぶ厚めの豚が入っていた。たぶんこれも厚めを選んで入れてくれたんだろう。ここの豚はいつ食ってもうまい。
ご馳走様。
今日の一言。
「習うより、慣れろって言うけど、やっぱ習って慣れたいよね」
俺は初歩的な仕事の多くをアッテンボローから学んだわけだが、彼の教え方が中途半端だったこともあって月末にちょこちょこトラブった。もうあんな気まずい感じはたくさんなので、ちゃんとできる人から習って慣れたいですね。
2007年8月2日木曜日
終わりは始まり?
今日、アッテンボローが出社直後(遅刻)所長に呼び出され、昨日の振る舞いについて注意が入った。それは、熱があるのになぜ言わなかったのかとか、もっとちゃんと言ってくれないと分からないとか、そういう話のように聞こえた。俺はその時、朝の研修を受けている最中で、アッテンボローと所長のやり取りはうっすらとしか耳に入ってこなかったのだが、彼が「バイトをしないとやっていけないような給料なので、辞めさせてもらいます」のような発言をしたのは覚えている。と同時に、この前、俺がアッテンボローに助言をしたバイトの話やら辞めても構わないんじゃないかという話が浮かんできたが、一応彼もそこら辺の理性は保っているらしく、俺の話は出さなかったと思われるが、実際のところは定かではない。
というわけで、今日、彼は辞めた。
その後、朝の朝礼になり、彼が昨日付けでやめたことにするという処理をすると言うことと、彼に対しては2ヶ月目にもなるということもあり、「このままではいけませんよ」といった「イエローカード」を出すつもりでいたという話になった。なんだか全てが自分に対して言われているようであまりいい気はしなかった。いや、実際そうなのかもしれない。疑心暗鬼。
だがこれだけは言える。所長が言っていた言葉の中に「やる気のない奴を組織の中に入れておくと組織が駄目になる」というものがあった。これは俺と考えが通じるところがある。俺自身もそう思っているからだ。なぜ彼に、「彼が見たい彼自身の姿」を見せたのか。つまりはなぜ、彼に「他にやりたいことがあるなら、自分の進みたい道に行けばいいんじゃね?」のような発言をしたか。それにはこの考えが根底にあったことは言っておくべきだろう。彼はマシーナリー(machinery)かメカニック(mechanic)になりたいようで、特に航空機の整備をやりたいと話していたのを覚えている。そういうわけで、所長との会話でも「9月に自衛隊の試験があるのでそれを受ける」ということも話していたようである。だが、そんな奴が会計事務所に居たって、気持ちはいつも上の空。「本気」になれないまま何年も時を過ごすのはかわいそうだと思い、あの時は「若いんだしいいんじゃね?」のように言った。彼の気持ちを耳にしていない他の人が「自衛隊に入りたいので辞めました」と聞いたら失笑ものだが、俺は「あ、やはり自衛隊を選んだか」と思ったと同時に、彼に向いているとも思った。自衛隊なら陸海空、どこに行っても航空機の整備は出来る(陸なら戦闘ヘリ、海なら哨戒ヘリ、空なら戦闘機、輸送機)。特に彼のようなタイプは良く自衛隊にいる風だ(元自衛隊に数名知人がいるので、なんとなく分かる)。だが、彼に今回のような結論になるよう仕向けたのも「やる気のない奴は足手まとい」という思想があってのこと。それに、若い彼にはこれが最良の選択であっただろう。
よって、彼は自衛隊を目指すことになった。
午前中のうちに2度3度と書類やら講習のテキストやらを返しに来たようだが、これで彼の姿を見ることはないのだと思うと、少し残念に思った。メールアドレスの交換でもしておけばよかったと。その後の彼の行き着く先がどうなって、そこでどんなことになるのか知りたかったからだ。が、今はもうそれも望めはすまい…。ま、そんなことよりも当面は、自分のことだけを考えることにしよう。2ヶ月先行していた彼の抜けた穴を埋めるのに、所長はそんなに時間を与えてくれないだろうから。彼が2ヶ月をかけてしてきたことを1ヶ月未満でやれというのが俺に課された当面の「仕事」なんだろう。
自分が宙ぶらりんにならないように、これからは一層、気を引き締める。でも、もしかすると今頃辞めさせる算段をしているかもしれないのがつらいところだな…。
そういえば。今日は保険に加入させられた。名義は所長。つまり「所長の俺が金を払って保険かけてやるから、受取人は所長の俺で、お前は生命保険に入れ」という奴だ。会社に命を取られたような気分になり、カチンときた。前日に「判子を持って来い」と言われた後に、所長がわざわざ「ジバク、ジバク(自縛のこと?)。これで義理を果たせた」なんて言っていたからピンときた。
で、今日が判子を捺す当日。
午後一番に来た保険屋さん(D)は開口一番「所長様からお話は伺っているとは思いますが」などとほざくので、これまたカチンと来て「全然説明は受けてないんですけどね。今日保険に入るんですか?」とわざわざお聞きした。保険屋は「えっとー、まずはご説明をさせていただいて、それで加入なさるか拒否なさるかはご自由なので」などと滑らかに舌を動かすので「今日、保険に加入するなどという説明もない状態で今現在いるが、ここまで来てこの状況で、加入拒否できるわけないですよね」と申し上げたら、保険屋は返答に窮しておられた。まだまだ未熟な社員のようである。
結局、所長受け取りの生命保険に判子を捺した。
これも「お前は働かせてやる」という所長からの意思表示だと思い、不快ながらも甘受することにした。本当ならばアッテンボローも同時に加入するはずだったのだが、退職という状況になってしまったので、そちらはなくなった。しかし良く考えると、彼は2ヶ月弱働いてようやく今日、保険に加入するはずであったが、俺は入社して2週間で加入させてもらえたところを勘案するに、所長にとって俺はそれなりに合格点には達しているのかもしれない、と少々安堵した。
今日の一言。
「早寝早起きは1席の得」
山手線の池袋始発の電車に乗ると間に合うことが判明した。明日からはこれに座って乗るために今日よりも早く起きることにする。これで、通勤電車は全て座れる事になる。